弊社工事におけるコンクリート強度に対する懸念事案への対応について

弊社が施工中の豊海地区第一種市街地再開発事業で先ごろ生じた構造体コンクリートの強度に対する懸念に関し、発生原因が判明し、安全性の確保を行ったうえで工事を再開しております。詳細について以下のとおりお知らせいたします。

1. 発生原因
   当該コンクリートについては、製造された生コンに対する品質検査が、規定通り適切に実施されていたことを確認しています。その上で改めて調査した結果、原材料の粗骨材を製造する過程で、天然原石の採掘場所を拡張したため、強度にばらつきがある粗骨材が製造されたことが分かりました。定められた品質検査方法では問題が検出できない程度のものでしたが、結果的にその影響で、当該コンクリートの一部で強度の未達が懸念される事態が生じたものと考えます。
2. 対応状況
   柱の構造性能について検証した結果、1本の柱で是正工事を実施すれば、構造性能を確保できることが確認され、是正工事を実施、完了いたしました。すでに公的な性能評価も受けております。
   上記を踏まえ、諸官庁をはじめ関係する皆様と協議を行った上で本体工事を進めております。現時点で、所定の工期内に建物のお引渡しができる見込みです。

弊社は、安全・安心な建物をお引き渡しすべく、引き続き適正な品質管理に努めてまいる所存です。

以上