全従業員向けに生成AIサービスの提供を開始

2024.3.26

当社は、2023年11月から生成AIサービス「法人GAI」を導入し、全従業員向けに提供を開始しました。

導入した法人GAIは、ギブリー(社長:井出高志)が提供するChatGPTをベースとした企業向けの生成AIサービスであり、国内で早期から展開していたサービスです。全従業員向けの生成AIの導入に際しては、自社環境に独自に構築する方法とサービス導入の方法がありますが、急速に変化する生成AIの進化を見極めつつ、スピーディに最新機能を従業員に展開するために本サービスの導入を選択しました。本サービスはセキュリティ的に優れており、当社が最も懸念していた、入力したデータが学習に利用されないことはもちろん、会社支給の端末からのみのアクセス制限や、利用履歴の記録など、安全・安心の機能が充実しています。

当社では既に本サービスを、1,200名以上の従業員が利用しています。利用用途は、調査、アイデア出し・文書生成、プログラミング補助、要約など、幅広い業務に活用されています。従業員の声として、「プログラムが今まで書けなかったが、書けるようになった」「メール作成の時間が半分になった」「誤字・脱字が無くなった」「発表資料の構成づくりが楽になった」など、作業時間の短縮だけでなく、作業品質の向上にも寄与していることが分かっています。

一方で、調査、検索としての利用用途ではハルシネーション(もっともらしい嘘)が多く発生することから、生成AIが使い物にならない、と判断されてしまいその後、利用されなくなってしまうという懸念もあります。生成AIの得意、苦手分野や、効果的な使い方などについて、引き続き教育を実施する予定です。

また、法人GAIの社内データ学習機能のトライアルを2月より開始しています。全社展開を見据えて機能評価や利用ルールの整備など進めています。当社は引き続き、生成AIをはじめとした最新の技術を活用し、社内外のDXに積極的に取り組み、建設業界の未来を切り開くための施策を推進してまいります。

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