水素エネルギー利用システムHydro Q-BiCが第32回電気設備学会 技術部門 最優秀開発賞を受賞

2021.7.26

このたび、当社の「建物付帯型のCO2フリー水素エネルギー利用システムの開発」の取り組みが、第32回電気設備学会 技術部門 最優秀開発賞を受賞しました。

今回受賞した取り組みでは、太陽光発電の余剰電力から水素を製造・貯蔵し、建物の電力需要が増大した際に燃料電池によって電力を供給する建物付帯型水素エネルギー利用システムHydro Q-BiC®を開発・実用化しました。水素吸蔵合金を開発し、安全かつコンパクトな水素貯蔵を実現するとともに、シミズ・スマートBEMS※1による最適運転制御を行うことでシステム総合効率65%※2という高い効率を達成しました。

  • ※1BEMS:Building Energy Management System(ビルエネルギー総合管理システム)

  • ※2システム総合効率:太陽光発電の発電電力量を100%とした際にHydro Q-BiCから取り出される電力量の割合。単純にすべての太陽光発電を水素に変換すると効率は約40%まで低下します。

本システムの特徴である(1)安全性・コンパクト(2)非常時自立運転によるBCP機能(3)補機動力を抑えた省エネ性能、の3点が高く評価され、今回の受賞となりました。

受賞の盾
当社北陸支店に導入したHydroQ-BiCの紹介動画