【イベント報告】中央区立中学校の職場訪問講座を開催
2022年9月~2023年2月の期間、清水建設本社(東京都中央区)において東京都中央区立中学校の職場訪問講座を、計3回開催しました。
本講座は、中学生が企業を訪問し、社会人の働く姿を見学したり、仕事のやりがいや就職に至るまでの経験などを従業員にインタビューしたりして、キャリア教育の充実を図ることを目的としています。中央区教育委員会からの依頼により実現しました。各回約20名の生徒が参加しました。
当日は、清水建設本社ビルの見学会と若手従業員との意見交換会を実施しました。清水建設本社ビルは高いBCP機能、省エネ性、快適性を有しています。免震装置が設置されている地下フロアの見学では、参加者は地震が発生した際に免震装置が果たす役割や建設会社が行う震災対策について学習しました。
また、ニューノーマル時代の新たなオフィス「SHIMZ Creative Field®」が導入された設計部門のフロアの見学も実施。クリエィティブで仕事のパフォーマンスが高まる空間で執務する設計者たちが、活発にコミュニケーションをとりながら建物のデザインを検討する姿を目の当たりにし、建物ができる過程の一部も学びました。
見学に際して、参加した生徒の皆さんは礼儀正しく、すれ違う従業員に対して「こんにちは」と大きな声で挨拶を交わし、社内に活気をもたらしてくれました。
見学会の後は、若手従業員との意見交換会を開催。生徒からは「この仕事を選んだ理由は何ですか」や「学生の時に学んだことで仕事において活かせたことは何ですか」といった質問が寄せられました。意見交換会に参加した従業員にとっても、初心を振り返ることができ、今の自分が働く意義について改めて考える機会となりました。
今回の職場訪問講座では、長引くコロナ禍の影響で、職場体験学習などのフィールドワークができなかった生徒の皆さんにとって、企業訪問や従業員との対話を通じて、キャリア教育の一助になったのではないかと思います。今後も次世代を担う子どもたちに対する社会教育の提供や、地域社会に貢献する活動を行っていきます。