当社協賛 第10回「楽しい!からはじめよう『みんなのスポーツ』

7月8日(土)、NPO法人STAND(以下、STAND)主催、福岡県・福岡市後援、福岡工業大学協力、当社協賛による「楽しい!からはじめよう『みんなのスポーツ』障がい者スポーツ体験会in 福岡」を、福岡工業大学FITホールで開催し、約100名が参加しました。

この体験会は、地域在住の小学生以上の子どもたちに、障がいの有無にかかわらず、誰もがスポーツに親しむことができることの素晴らしさ、ノーマライゼーションについて理解を深めてもらうことを目的として、2014年より全国各地で実施しており、今回は2017年度の1回目の開催となります。

「夢への挑戦」

2012年ロンドンパラリンピックの金メダルを手にする浦田選手

2012年ロンドンパラリンピックゴールボールで、金メダルを獲得した浦田理恵選手を講師に迎え、「夢への挑戦」をテーマに講演いただきました。

浦田選手は、教師を目指していた20歳の時に急激に視力が低下し、網膜色素変性症と判明。現在、左目の視力はなく、右目も5円玉程の明かりが少し見える程度。とにかくくやしかったと、発症当時の気持ちを語りました。

当たり前のことができず、周りの目も気になる。さらに外出するとみんなに迷惑をかけるため、引きこもりに。そんな日々を送るうちに、自分の気持ちや状況を正直に話してみると、周囲の人たちが助けてくれたそうです。心の持ちようでなんでもできるという思いでここまでやってこれたと語りました。

ゴールボール体験会

最初に、子どもたちの元気な掛け声とともに準備運動。それから赤組白組に分かれて体験会がスタート。トップバッターは福岡工業大学ラグビー部で、視覚を遮った状態でも、強く速いボールで1球目からシュートが決まりました。

続いて福岡工業大学少年野球部の子どもたち。鈴入りボールの音だけを頼りに、ボールをキャッチしてゴールを守りました。ボールの音に耳を澄ますゴールボールはゲーム開始の「Quiet Please / お静かに」というアナウンスと同時に会場全体が静かになりますが、それ以外は子どもたちの大きな掛け声と声援で盛り上がりました。

最後は子どもたちと浦田選手の対決。金メダル選手ならではの機敏な動きや守備範囲の広さに驚きの声が上がりました。

子供たちと浦田選手の対決
参加者全員の記念撮影