当社協賛 「楽しい!からはじめよう 『みんなのスポーツ』  障がい者スポーツ体験会 in 金沢」

当社は、障がい者スポーツ支援を目的に非営利活動を展開するNPO法人STAND(東京都渋谷区/代表理事 伊藤数子、以下STAND)の理念に共感し、障がい者スポーツの更なる発展・活性化の一助となるべく、「二宮清純×STAND挑戦者たちプロジェクト」に協賛しています。また、全国で開催されるSTAND主催の障がい者スポーツ体験会(以下、体験会)も積極的に応援しており、当社の役員や従業員、その家族もボランティアとして参加しています。

第一回目の体験会は金沢で

9月14日、幼児から70代までの障がい者と健常者併せて計128名のご参加のもと、当社協賛による初めての体験会が、いしかわ総合スポーツセンター(石川県金沢市)で開催されました。

体験会は、地域在住の小学生以上を対象に開催されるもの。障がい者スポーツの体験を通じ、運動能力やコミュニケーション能力等様々な力を引き出すきっかけを提供することを目的としています。プログラムは、STANDが開発(監修:日本ゴールボール協会、日本シッティングバレーボール協会)し公開しているWeb教材『みんなのスポーツ』に基づき、誰もがスポーツを楽しめる内容となっています。

金メダルの重みに驚き

体験会は、STAND伊藤代表の「障がいの有無に関わらず、誰もが一緒に楽しむ経験をしてもらいたい」という挨拶で始まりました。その後、バンクーバー冬期パラリンピックで2個の金メダルを獲得した新田佳浩選手(クロスカントリースキー)が、「夢の力」と題した講演会で、夢を諦めないことの大切さを伝えました。新田選手が参加者全員に金メダルを触れさせた際には、実際に手にした参加者から、メダルの大きさと重みに驚きの声が上がっていました。

挨拶をするSTAND伊藤代表
金メダルを手に、夢を諦めない大切さを伝える新田選手

ゴールボール体験で新たな気づき

講演会の後は、パラリンピック競技「ゴールボール」の体験を行いました。ロンドンパラリンピックでゴールボール女子を金メダルに導いた全日本代表監督、江黒直樹氏とメダリストの安達阿記子選手に指導をいただきました。まずは、子どもと大人でチームに分かれ、全員が同じ条件で競技できるように目隠し(アイマスク)を付け、江黒監督と安達選手が投げる鈴の入ったボールを、音を頼りにキャッチする練習です。慣れてきたところでいよいよ本番。相手のゴールに転がして得点を競い合い、障がい者も健常者も一緒になっての「試合」に、大きな歓声が上がっていました。競技参加者からは、「目隠しをするだけで普段出来ていることがとても難しくなることに気付いた」との感想も聞かれました。

そして最後は新田選手と安達選手の「対決」です。新田選手が早いスピードで転がすボールに、アイマスクをした安達選手が飛びついてセーブします。安達選手の動きの速さや位置の正確さに、「おぉ!」との声が周囲から上がります。世界レベルの技術を目の当たりにし、競技の激しさを想像することができました。

安達選手と一緒にゴールボールを体験する子どもたち
大人たちは悪戦苦闘

ボランティアも笑顔!

当日、当社北陸支店の従業員とその家族38名が、競技参加者及び運営ボランティアとして参加しました。体験会後の表情はすがすがしく、「笑顔でおもてなし出来て良かった」と喜びの声。STAND伊藤代表からは、「参加している人も、運営している人もみんな笑顔で大成功でした」との言葉をいただきました。

子どもたちの寄せ書きと一緒に記念撮影

※当日の様子は、サイト「挑戦者たち」掲載の動画でご覧いただけます。