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シミズものづくり研修センター

自社の施工系技術者を中心に新入社員および入社3~7年目の若年社員を対象とし、現物に触れながら建設工事の核となる躯体についての基礎知識や施工手順、および品質検査の方法を学ぶための施設である。近年は建物は圧倒的に複雑化・高度化・大規模化しており、技術もどんどん新しく開発されている。さらに建築ごとに要求水準や特性が大きく異なり、包括的に建設を捉え学ぶという点でこれまでの座学+OJTのみでは限界がでてきた。よりよい建物を社会に提供するためには、実践的な教育を施す場所が必要であると考え、リアリティーのある施設で研修することにより、建築全般に明るい人材となるよう育成することを意図している、

所在地 東京都江東区
建築主 清水建設株式会社
延床面積 957.94m2
構造・階数 S造
地上2階建
工期 2016年1月~2016年10月

3種類の躯体モックアップを収容した研修室

1、2階吹き抜けの研修室には、現物を前に「見て、触って、やってみる」を基本に「あるべき姿」と「自分でものをつくるマインド」を修得させることを目的に現寸モックアップ教材を用意した。

配筋・型枠

「鉄筋・型枠モックアップ」には配筋ミス、型枠ミス、支保工ミスが約180ほどしのばせてある。間違い探し研修を通じて図面を読み込む力、検査力向上を図る。

鉄骨・外装

「鉄骨・外装モックアップ」にはBOX柱、コラム柱、SRC柱などの様々な鉄骨構法を再現している。あわせて鉄骨仮設やそのピースも再現し、鉄骨構造に対する理解を深めてもらう。

PCa

「PCaモックアップ」には構法の異なる各種PCa部材を配置し、併せて当社が保有する各種ハイブリッド構法を配置し構法の特色、違い、管理方法を理解してもらう。

建築そのものが教材となる

1:無溶接鉄骨造

2:自然エネルギー活用型空調システム

3:簡易ユニット式CWの開発

西面以外の3面をユニットCWとし、柱にワンタッチで取り付け可能。支持材を回転させ等圧空間を構成する。


仮組検査、試験揚重

水密検査

社員でも組み立ててみる

4:外壁現物を「見る、触る」研修

実物を見て学習できるよう、使用頻度の高い代表的な外装材料を5種類使用している。内部からは取付方法のディテールの確認が可能。

施設紹介


1階実習室

2階講義室

1階展示室

1階展示室

研修室

屋外休憩スペース