医薬品工場

固形製剤製造施設

固形製剤は、原料・中間品の殆どが粉粒体であり、ハンドリング・搬送・管理方法の最適化や、粉塵の発生への対応が求められます。シミズは、お客様のニーズや、工場の運用・各設備の仕様を十分に分析・整理し、最適な動線ゾーニングや自動化設備、MES(製造実行システム)を提案・導入します。

動線ゾーニング・レイアウトの提案

近年求められている多品種同時生産を可能とし、粉塵の発生によるクロスコンタミネーションの防止や、作業性を考慮したゾーニング及びレイアウトを提案し、効率的かつ高品質な生産をサポートします。また、ケミカルハザード(高薬理活性物質)に対しては、リスクアセスメントを実施することで最適な封じ込め対策を提案します。

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■ゾーニング・レイアウトのポイント

  1. 人・物動線の分離
  2. クロスコンタミネーションの防止
  3. ワンルーム・ワンマシーン
  4. バッファースペースの確保
  5. 見学者対応可能

マテリアルハンドリングの自動化による省人・省力化

原料・中間品の容器ハンドリングを自動倉庫やAGVの導入による完全自動化で、省人・省力化を実現する事が可能です。特に重要な水平垂直方向のハンドリングは、お客様の運用方法や生産物量、生産品目等を基に検討を行い、最適化を図り導入設備を決定します。

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自動倉庫の活用


工場内の自動化イメージ

MES(製造実行システム)の取り組み

医薬品製造における、一連の製造プロセス(入荷~保管~製造~包装~出荷まで)をシステムで管理します。搬送システムを含めた工場内の設備をMESで一元管理する事により、工場内の効率的なオートメーション化を実現します。また、アクセス制御、監査ログ、電子署名、各種操作履歴を管理する事で、データの完全性を保証します。

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