モノの流れと生産・在庫管理を効率化した自動化工場
省エネルギー化・省資源化によるランニングコスト削減、廃棄物低減を実現
FSSC22000に対応
建設地 | :兵庫県神戸市 |
竣工 | :2019年3月 |
延床面積 | :48,513m2 |
生産能力 | :40,000㌧/年 |
生産・出荷品目 | :プロセスチーズ |
六甲バター株式会社様は、1948年神戸の地に農林省指定のマーガリン工場として創業され、戦後間もない日本の食文化の歴史に、新たな1ページを記しました。以来、世界トップレベルのプロセスチーズ製造技術を確立され、家庭用プロセスチーズでは国内シェア1位となり、“QBBブランド”を確立されました。
2018年12月に創業70周年を迎えられ、神戸に国内最大規模のプロセスチーズ工場を建設し、新たな生産体制を構築されました。
企業理念である「健康で、明るく、楽しい食文化の提供」を具現化する工場の実現のために6つのコンセプトが設定されました。
シミズスマートファクトリーは、長年蓄積した工場特有の最新エンジニアリング技術とICTを組合わせた稼働率の高い自動化システムを構築。生産プロセス・生産能力の決定から始まり、工場内物流システムの調査・解析・検討を六甲バター株式会社様と一緒に進め、TOPレベルのハイテク食品工場を実現しました。
30年先を見据えた工場として、 IoT技術をフル活用した省エネルギー対策、AIによる製品検査に挑戦し、さらなる安全・安心への取り組みとして、食品安全マネジメントシステムの国際認証規格FSSC22000取得をサポートしています。
食品工場のエネルギーの約7割を占める空調の省エネルギー化に挑戦。生産を休止している時には、 生産機器付近の空調を下げる制御を導入。
AIによる製品検品システムを導入。AIが学習した画像と比較することで、高速で流れる製品の良・不良を判断する。カメラを複数台設置することにより、検査員では見つける事が難しかった面・角度も網羅的に検査でき、適切な学習データさえ揃っていれば十分な検査品質が得られる上、目視検査のようなバラツキが生じることもない。検品作業のモレ・ミスをなくし、生産性を高める事が可能。