人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)の汚染土壌に対して、シミズの土壌洗浄技術の有効性を検証する試験を米国内で実施しています。
シミズの土壌洗浄技術は、汚染物質の物理的・化学的な性状を利用し、分級・洗浄などにより汚染物質を分離して「濃縮汚染土」に集積するため、土壌洗浄を用いない場合に比べ焼却処理の量を大幅に減容化することができます。また、汚染物質が除去された「洗浄処理土」は埋戻しなどに再利用できます。
PFAS汚染水に対しては、汚染物質を泡に付着させて分離・回収する泡沫分離法による浄化手法を確立し、2022年度に沖縄県内で実施したPFAS汚染水の浄化実証試験において、国の暫定指針値の12倍(634ng/ℓ)を超えるPFAS汚染水を濃度1ng/ℓ以下まで浄化処理することに成功しています。
実証試験で使用した泡沫分離処理装置
泡沫分離の状況動画(0:15)