技術・ソリューション

リスクコミュニケーション

豊富な経験に基づく確実な
リスクコミュニケーション支援

全国にわたる豊富な経験の中で培われたリスクコミュニケーションの多種多様なノウハウは業界の先駆的なものとなっています。これを駆使し、土壌環境を取り巻くリスクを低減化するための最適なリスクコミュニケーションをご支援します。

徹底した情報管理体制

シミズは、お客様、社内、協力会社、現場トータルの情報管理システムを整備し、お客様からいただいた情報を徹底して管理する体制を敷いています。

プレス発表、地域住民等との合意形成の支援

  • 環境リスク評価
  • 法、条例に基づく対応とシナリオ設定支援
  • 事例紹介

行政への報告・相談・協議の支援

  • 法、条例への届出・協議の支援
  • 法、条例対応の技術的な支援
  • コストのミニマム化の支援
  • 用途に合わせた最適な浄化工法選定
  • 対策工事の効果検証
  • 計画修正のアドバイス
  • モニタリング計画の支援

行政への報告・相談・協議の支援

タイミングを捉えた事実の公開と適切な説明による信頼感の醸成

  • 事実を正しく理解していただく
  • 公表リスクのミニマム化
  • 企業イメージアップに繋げるノウハウの提供
    (タイミング・方法・内容・想定Q&A等)
  • 事実を正しく理解していただく
  • 公表リスクのミニマム化
  • 信頼感醸成に繋げるノウハウの提供
    (説明方法・対象・内容・想定Q&A等)
  • トラブル未然防止のための留意点
  • トラブル発生対応の留意点

リスクコミュニケーションの事例

住民説明会の状況

対象地

市街地の工場(約7万m2

経緯

  • 敷地外の公園湧水で六価クロムが検出
  • 行政は公園の湧水周辺への立入禁止措置を実施
  • 水道普及率100%であったが、4世帯で地下水の飲用利用有
  • 因果関係は不明だが、工場内での調査で地下水汚染が発覚

対応内容

  • 対応方針の決定
    • 情報開示を行い、調査・対策を図る(行政に報告)
    • 利害関係者の立場や気持ちに配慮し、分かり易い説明資料や想定Q&Aの準備
    • face to faceでの双方向のコミュニケーション
  • 行政、住民、プレス発表
    • 行政による周辺井戸の飲用の有無の調査に合わせて情報を公開
    • 近隣10町会の代表者への説明会実施
  • 対策実施
    • 工場を操業しながら汚染を全て除去する事は不可能であるため、どのような対策が有効であるかを幅広く検討する目的で、地下水シミュレーションによる検討を実施
    • シミュレーションにより、対策工法を抽出した結果、当該現場に最適な揚水処理、遮水壁設置、地下水モニタリングの組み合わせで対策実施

効果

  • 説明会での質疑では過去の交通、騒音、臭気等の苦情、工場のアスベスト、今後の土地利用の問題も話題に上ったが事前に想定Q&Aを準備していたため、スムーズに進行できた。
  • それまで苦情について個別に対応してきたが、説明会を通して近隣住民との信頼関係が構築されたことにより、対策工事に対する理解が円滑に醸成された
  • 説明会は、後に工場見学等の開かれた工場への取組と合わせ、地域社会との総合的コミュニケーションの場へと発展⇒工場に対する苦情は大きく減少し、工場の操業も円滑化