文化財の修理等「池上本門寺宝塔(日蓮聖人御荼毘所)」
宝塔は寺郭の北西部にある日蓮聖人の荼毘所跡に南面して建てられています。宝塔の建立は文政11(1826)年に上棟し、日蓮聖人の550遠忌を記念して、芝口講中の本願によって天保2(1831)年に法要が行われたことが宝塔前にある建立碑によりわかります。なお、宝塔の作事自体は、少なくとも天保10(1839)年まで続けられたことが宝塔上層内部にある柱貫の墨書からうかがえます。

施工データ
名 称 | : | 池上本門寺宝塔 |
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所在地 | : | 東京都大田区 |
設 計 | : | 文化財建造物保存技術協会 |
規 模 | : | 延床面積 20 m2 地上1階 |
構 造 | : | 木造 |
竣 工 | : | 2010年3月 |
保存修理における課題
現存する資料・調査により、かぎりなく創建当時に修復する
東京都指定の文化財建造物であり、国重要文化財として指定を受ける
保存修理を実施する→平成22年12月、国重要文化財指定