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清水建設の社寺建築・伝統建築


このページは、トップページの中の建設の進め方と予備知識の中の建築事例の中の文化財の修理等「池上本門寺宝塔(日蓮聖人御荼毘所)」のページです。


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文化財の修理等「池上本門寺宝塔(日蓮聖人御荼毘所)」リニューアル

宝塔は寺郭の北西部にある日蓮聖人の荼毘所跡に南面して建てられています。宝塔の建立は文政11(1826)年に上棟し、日蓮聖人の550遠忌を記念して、芝口講中の本願によって天保2(1831)年に法要が行われたことが宝塔前にある建立碑によりわかります。なお、宝塔の作事自体は、少なくとも天保10(1839)年まで続けられたことが宝塔上層内部にある柱貫の墨書からうかがえます。

施工データ

名 称 池上本門寺宝塔
所在地 東京都大田区
設 計 文化財建造物保存技術協会
規 模 延床面積 20 m2
地上1階
構 造 木造
竣 工 2010年3月

保存修理における課題

現存する資料・調査により、かぎりなく創建当時に修復する

東京都指定の文化財建造物であり、国重要文化財として指定を受ける

保存修理を実施する→平成22年12月、国重要文化財指定

課題に対するシミズの設計・技術対応

屋根の銅板葺を新たに葺き直し、軒・垂木及び小屋組の木部破損の補修

心柱の傾斜是正を行い、床組の解体補修及び柱根継ぎ

外部の漆・彩色は一旦旧塗装面を掻き落して新たに塗直し、内部の彩色は剥落止めを行い、内部漆塗の上塗り直し

錺金物を一旦取り外しての、補修・補足

相輪露盤を一旦取外しての補修後金箔押し

内部の経師紙及び鏝絵の補修、附指定の小塔は搬出後に解体修理を行い補修後、現状に復旧

自火報設備・避雷針設備の改修、電気設備の新設

防鳥網は取替、基壇周囲に雨落排水溝設備を新設


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