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清水建設の社寺建築・伝統建築


このページは、トップページの中の建設の進め方と予備知識の中の予備知識のページです。


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予備知識

社寺を建築・改築する際には、住宅等の一般的な建物の施工時にはない独特な決まり事や手続きがあります。ここでは、そうした事項を『社寺建築の建設の流れ』に沿って、簡単な予備知識として紹介します。

関連ページ 新築・建て替え

予備知識1 計画・立案のとき
~ 社寺の現状把握と今後の用途を考える

まずは社寺の現状把握から

把握しておく主な項目は、予定地(敷地)の広さ、道路状況、敷地にかかわる法的規制等です。また、既存建物の状態を調べることも大切。特に老朽化は外見だけでは判断しにくいので、経験豊富な建設会社に相談されることをお勧めします。

用途は将来的見通しも含めて

用途によって建物の規模や構造を含めた計画そのものが変わってきます。現状のままか、新しい用途を加えるか。将来的な見通しも含めた決定が必要です。

関連ページ 建築事例

予備知識2 事業企画案作成のとき
~ 建造物の具体的なイメージを描く

威厳、風格、伝統をそのままに

はじめにお客様ご自身が新しい建物のイメージをお考えください。その後は設計・建設会社が社寺の持つ威厳、風格、伝統を継続して具現化できる企画作りや、設計・施工面からのサポートを行います。

規模は間取りや動線を考慮して

規模はさまざまな要素によって変化します。利用する人数や行事の際の人の動き等により、本堂や廊下、各部屋の間取りと配置が異なってきます。あわせて、周辺環境との調和や景観を考慮することも必要です。


予備知識3 責任役員会を開催するとき
~ 意思決定は責任役員の合議で行う

合議制により法人の意思決定を

本堂等の建築は宗教法人法でいう「財産の処分」に該当します。そのため、すべての工程において法人としての意思決定を行う必要があります。責任役員会はそのためのもので、通常は三人以上の責任役員による合議制で決定を行います。

決定事項は議事録に

責任役員会で決定された事項については、日付や場所、出席者名、議事内容等を記録しておかなければなりません。この議事録は、包括宗教法人への申請や竣工後の非課税申請の際にも提出書類として必要になります。

予備知識4 建設委員会を結成するとき
~ 有志を募り実りある協力体制を作る

頼りになる建設委員会の設置を

法人の仕事になる社寺建築では、お客様をサポートする協力者が必要です。それが建設委員です。建設会社や役所等との打合せ、地域住民の方との対話にも協力体制で臨みます。なお、責任役員会との関係は右表の通りです。

建設委員会の役割を明確に

主な役割は、計画・予算案の作成、寄付金募集方法の立案、建設会社や役所等との折衝、社寺建築の勉強会や見学会の実施等です。会の役割を明確にし、なおかつ責任役員会から一定の裁量権を与えられることで会の推進力は大きくなります。

なお、落慶法要後の建設委員会解散時、数人の建設委員の方に、寺院保全に関するアドバイザーとして今後も残ってもらい、引き続き協力をお願いするのもよいでしょう。


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