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清水建設の社寺建築・伝統建築


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設備を含めた施設の一新等「浄光寺本堂」新築・建て替え

浄光寺は貞観2(860)年に建立。応永年間(1394~1427年)に兵火のため被災しましたが、その後再興。大正8年には、荒川放水路の開削工事に伴い、同じ葛飾区の現在地へ移転しました。工事前の本堂は、明治11年に建てられたもので、老朽化が激しく、また収容可能人数も少なかったため、今回の建て替え工事となりました。

施工データ

名 称 浄光寺本堂
所在地 東京都葛飾区
設 計 清水建設
規 模 延床面積 582 m2
地上2階
構 造 鉄筋コンクリート造(1階)、木造(2階)
竣 工 1998年4月

建設における課題

旧本堂をしのばせる本堂設計

本堂の建設にあたっては、長期的保存を視野に入れた構造の選定とともに、旧本堂をしのばせる伝統的社寺建築を、というお客様からの強い要望がありました。

空調設備の設置

旧本堂には空調設備が一切なかったため、「空調完備」も建て替えの目的の一つとなっていました。

歴史の継承

旧本堂は、古くから江戸名所の一つとして、地元の方や多くの参拝者に親しまれてきました。その歴史をなんらかの形で新本堂に継承することが求められました。

課題に対するシミズの設計・技術対応

純木造の大唐破風の向拝

建物1階は多目的ホールを兼ねた客殿で鉄筋コンクリート造。2階部分は本堂で、長期的保存を視野に入れて純木造にしました。本堂には継手仕口等の社寺建築の伝統技術を用い、また外壁を漆喰壁にするなどして、大唐破風の向拝を設けました。

全室空調完備

客殿、本堂ともに、社寺建築の構造に影響を与えることなく最新の空調設備工事を行い、建て替えと同時に全室に空調を完備しました。

旧本堂の木材を再利用

本堂工事には旧本堂の木材を一部再利用。建立より1100年以上という長い歴史を次代へ継承すべく配慮しました。


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