2024.12.24
【水銀汚染防止法】蛍光灯を特定水銀使用製品に追加
概要
水銀による環境の汚染の防止に関する法律(水銀汚染防止法)は、水俣条約の的確かつ円滑な実施を確保し、水銀の採掘、水銀を使用する製品の製造等の規制を定めた法律です。
水銀汚染防止法では、水銀使用製品のうち、製造に係る規制が必要なものを「特定水銀使用製品」と定義しています。
法改正により、「特定水銀使用製品」に一般照明用の蛍光灯等が追加され、該当製品の製造が禁止されます。
影響
特定水銀使用製品の製造の禁止に伴い、工場の製造ラインを解体、更新等を行う際は、土壌汚染対策法に基づく届出や調査が必要となる可能性があります。
製造の禁止に伴い、事業所内の設備更新のため、特定水銀製品を大量に廃棄する際は、保管場所等において、水銀の漏洩事故が発生しない様に慎重に取り扱う必要があります。
公布日
令和6年12月27日
施行日
製品に応じて令和8年1月1日、令和9年1月1日、令和10年1月1日(下表参照)
※1:水銀を含まない適当な代替製品が利用可能でない場合において、
大規模な装置に取り付けられたもの又は高精密度の測定に使用されるものを除く。