情報ソリューション

BCP

シミズが取り組んでいるBCPとは

シミズの情報エンジニアリングでは、BCP対策のための防災OSの開発・提供を行っています。建物OS上で動かすことができる防災パッケージを導入することで、スマートかつ安全な建物価値を築くことが可能です。

このページでは主に以下の3つの災害に対する防災ソリューションをご紹介します。

システム構成図の一例

風水害

ピンポイント・タイムライン

(1)情報の収集 (2)意思決定・実行 (3)情報共有・意思疎通
  3つの機能を一元管理することで、風水害に備えます。

ピンポイント・タイムラインとは、災害の発生が懸念される台風や大雨などが迫ると、最大5日前からシステムが自動で気象予報情報を収集し、その時・その場所で必要な防災対策内容をSNSで即座に通知するソリューションです。

■ピンポイント・タイムラインの機能構成

ピンポイント・タイムラインの機能構成

■ピンポイント・タイムラインの動作イメージ

本システムでは災害に即した、防災担当者が取るべき具体的な防災行動項目のチェックリストをwebで閲覧することができます。
また、PCだけはでなく、スマホやタブレットなどの携帯端末でも利用可能です。

ピンポイント・タイムラインの動作イメージ

火事

早期火災検知システム

防犯・安全対策として、カメラ映像AIにより、小さな炎や煙を検知し初期消火を目指します。

eコマースの拡大に伴い、大規模な物流施設の重要性がますます高まっていますが、天井の高い建物内での万一の火災に対して、早期に検知することが難しいという課題がありました。 そこで各種センサーとAIを駆使することにより、従来の火災報知器よりも早期に火災を検知できるシステムをシミズ独自に開発し、実際の物流施設へ導入しています。

■ 種火から発するガスや煙の揺らぎで火災検知

令和2年度優良消防用設備等消防庁長官表彰受賞

地震

安震モニタリング

自動解析による、地震後の躯体評価によって、効率的な建物メンテナンスが可能

安震モニタリングとは、建物に設置したセンサーによって地震の揺れを検知し、自動解析を行い、建物の安全性を即時判定して表示するシステムです。

※日本建築総合試験所より、「建築技術性能証明」を取得

建物の専門家が不在であっても、建物管理者による屋外避難の可否、建物点検階の優先順位の特定が可能です。
また、安震モニタリングには、標準機能である応答推定(簡易解析機能)を実装したスタンダード版【安震モニタリング】とは別に、時刻歴応答計算(高精度解析機能)を追加し高精度化されたスペシャル版【安震モニタリングSP】もあります。

安震モニタリングの特徴

① 構造体や内装の健全性を揺れ収束後2、3分程度で判定
安震モニタリングの解析結果データを現地サーバーからクラウドにアップロードを行うことで、遠隔地にいる関係者が速やかに状況確認を行い、
  より迅速な判断、対応・対策を検討することが可能
③ 建物での地震の揺れを、標準構成の場合、最下階から最上階まで全体を3等分するように設置した4台の地震加速度センサーにて検知し、
 自動解析を行います。※フロア数に応じてセンサーを追加します。

クラウド監視機能のイメージ