顧客・社会への”安全・安心”の提供

さまざまな技術開発で安全・安心を提供

災害に強い施設や社会インフラをつくること、そしてより安全・安心なものになるように維持管理・更新していくことは、建設業である当社の使命と考えています。

今後も首都直下地震や南海トラフ地震などの巨大地震の発生が懸念され、地球温暖化の影響による巨大台風や集中豪雨などの地震以外の自然災害リスクも顕著化しています。道路や橋といった公共交通網や上下水道といったライフラインなど、社会インフラの老朽化も深刻な問題となっています。
過去の災害の経験も踏まえて最新の防災・減災技術の開発とその普及に努め、より強靭な社会インフラの構築、建物・インフラの長寿命化を図っていきます。

さまざまな技術開発で安全・安心を提供の図

先端地震防災研究棟を活用した地震対策技術

技術研究所に2015年に完成した先端地震防災研究棟は2つの振動台を有し、実験・計測・解析を一体的に推進する地震防災の研究開発拠点です。

大型振動台「E-Beetle」での実験の様子(奥は大振幅振動台「E-Spider」)
大型振動台「E-Beetle」での実験の様子(奥は大振幅振動台「E-Spider」)
大型振動台 E-Beetle 大振幅振動台 E-Spider
テーブル寸法 7m×7m 4m×4m
最大搭載重量 70t 3t
最大加速度 2.7G(水平)
2.2G(上下)
※35t搭載時
1.0G(水平)
0.9G(上下)
※3t搭載時
最大変位 ±80cm(水平)
±40cm(上下)
±150cm(水平)
+90cm/−70cm(上下)

過去に発生した世界中のさまざまな地震の揺れを再現できる大型振動台「E-Beetle」では、構造模型や建物内の設備機器類まで含めた実大スケールでの振動実験を行うことができます。
長周期地震動を3次元でリアルに再現することが可能な大振幅振動台「E-Spider」では、上下左右に加えて回転の動きもシミュレートできます。これらを活用してリアルな地震被害の仕組みを明らかにし、地震対策技術の効果検証に活用しています。

当社はワンランク上の地震対策・BCPを目指して、ハード・ソフト・スキルの3つの視点からさまざまな技術を開発してきました。今後も、より強靭で安全・安心な社会の実現に向けた技術の開発と展開を強化していきます。

地域と一体となった防災活動

本社ビルは、中央区の要請に基づき「地域防災センター」として、帰宅困難者が一時的に避難できるスペースを提供することになっています。当社は、その運営を行うための体制を整備し、「地域防災センター」としての機能を地域貢献の核として、中央区や他の企業と連携しながら、「共助」の防災体制づくりに貢献していきます。

帰宅困難者受入訓練
帰宅困難者受入訓練

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