地熱発電

期待される地熱発電

世界有数の日本の地熱資源量

日本は世界第3位の地熱資源量を有していながら発電設備容量としては資源量の約2%しか導入が進んでいません。他の地熱資源を豊富に有している国と比較し、遅れをとっている状況です。
一方で、発電が天候に影響されて不安定な太陽光発電や風力発電などと異なり、地熱発電は昼夜・天候を問わず安定的な発電ができる新エネルギーです。
このため、設備利用率が高く、ベースロード電源として利用することができることから、導入の拡大が大きく期待されています。

出典:経済産業省「エネルギー白書2017」
(図【第213-2-20】主要国における地熱資源量及び地熱発電設備容量をもとに作成)

日本の特徴

日本の地熱資源量の多くは温泉を利活用している地域に存在しているため、立地地域との共生が、最重要課題となっております。また、その地熱資源量の約8割が自然公園内に存在しており、自然環境への配慮を行いつつ、地熱開発を進めることが重要です。

シミズの地熱発電

シミズは地熱発電の総合エンジニアリング会社を目指しています。現在、土木部門や技術研究所と協力し、地熱発電の開発を推進しております。
開発においては自然環境への配慮が重要であることから、エコロジカル・ランドスケープ(地域の潜在能力を利用して、その地域でしか成立し得ない環境を保全・創出する手法)も取り入れ、地域環境や景観に配慮した計画・設計を行っています。