木育とは?
皆さんは「木育」という言葉を聞いたことがありますか?「木育」は2004年に北海道で生まれた言葉で、日本の森の維持や木に対する親しみ、文化への理解を深め、原体験として木に触れることで「子どもたちの豊かな心を育てよう」という意味が込められています。
日本は国土の約7割が森林という世界でもトップクラスの森林大国です。木を使い、木を植えて、日本がもともと持っている木の文化をみんなで考え、理解し、未来の森の担い手を育成していく…そんな希望も含まれた取り組みです。
東京木工場の木育
東京木工場では木の魅力を伝えるさまざまな活動を行っています。その中でも特に、子どもたちにより深く木を知ってもらおう、木を好きになってもらおう、という思いから、「木工教室」という形で取り組んでいるのが東京木工場の木育活動です。
私たちが活動の中で大切にしていることは、「木ってこんな素材なんだ」という気付きと、「ものづくりって楽しい!」という体験をしてもらうことです。
東京木工場の最大の木育活動
2007年から取り組んでいる「夏休み親子木工教室」は木工場で最大規模の木育活動です。シミズの社員家族を中心に、設計事務所や得意先の小学生のお子さまを持つ親子を中心に、木工場へご招待し、毎年開催しています。
国産の間伐材ヒノキを使った木工課題の中から好きなものを選択し、のこぎりや玄能(金づち)など、基礎的な大工道具を使って課題を作り、完成品には好きな仕上げを施すことで愛着を持って使えるようにしています。
全国での活動
全国各地にあるシミズの現場では、地域貢献活動の一環として、現場見学会や、近隣のお祭りへの出展を行っています。
東京木工場では全国の現場から依頼を受け、各地で木工教室を開催しています。
地域と木育
東京木工場では2015年から近隣保育園の園児たちに対して、木工場内で行う木育活動に取り組んでいます。
園児たちが木工場へ来場したり、保育園と木工場をオンラインでつなぎ、リモートを活用したりしながら、さまざまな課題に挑戦しています。1年間かけて徐々に複雑な課題に挑戦し、ものづくりや木のことを知ってもらいます。