清水建設では、人と自然の新たなかかわりを探し、谷津という貴重な環境を未来に残すため、
産官学民連携による「湿地グリーンインフラ」の再生を進めています。
今月は竹林整備と水路整備、バイオ炭づくりを行いました。水路はかなり泥が堆積しており、水が流れづらい状況でしたので、参加者の方々と協力して何とか掻き出しました。
また、水路整備をしている中で、竹の中に隠れているシュレーゲルアオガエルを見つけました。実は写真では撮れていませんでしたが、シュレーゲルアオガエルの後ろには、2匹の二ホンアマガエルも体を寄せ合いながら居て、とてもほっこりした気分になりました。近頃急に寒くなり始めましたので、冬眠の準備をしっかりして欲しいです。
次回活動日は11月14日(金)です。
お時間ある方は、ぜひ覗いてみてくださいね。



「八ツ堀」とは現地の小字名、「しみず」とは湧き水の別称、「谷津」とは台地が侵食されてできた谷地形を表す言葉です。
かつては稲作が営まれ、人と自然が適度にかかわり、持ちつ持たれつの関係が保たれていました。谷津という水がある環境は、水辺を必要とする動植物にとって不可欠な生息・生育の場です。

しみず谷津では、地表に降った雨水が約8年の歳月をかけて湧き水として地表に再び現れると言われています。

春にはセリやおたまじゃくし、夏にはカエルたち、サシバやカブトムシなど、四季をとおしてさまざまな動植物に会うことができます。

リビングラボとは、社会課題の解決を目指した空間や活動のことです。しみず谷津では、四季をとおしてさまざまな団体や組織の枠を超えて、「谷津」という環境を知っていただけるような活動を続けています。