清水建設では、人と自然の新たなかかわりを探し、谷津という貴重な環境を未来に残すため、
産官学民連携による「湿地グリーンインフラ」の再生を進めています。
今回は、活動中に見つけた、冬の谷津風景をお裾分けしたいと思います♪
しみず谷津で育てている柳をよく見ると、カマキリの卵鞘(らんしょう)を発見!カマキリの親は秋に卵を産み、寿命をむかえますが、卵は暖かい卵鞘のなかで冬を越して、春に孵化します。カマキリの卵鞘は空気をたくさん含んでいるので断熱性があり、寒い冬の屋外でも耐えしのぐことができるそうです。私たちが使う断熱材に似ていますね!
また、水路を観察すると氷が張っていたり、地面を歩くと霜柱によりサクサク音がしたり、葉っぱの隙間から真っ赤な実をのぞかせるナンテンを見つけたりと、冬の風物詩を体感することができました!
次回は、少し暖かくなる3月になります。生き物たちの変化もみられる月になりますのでぜひご参加ください!
次回の活動日は3月14日(金)です。
お時間ある方は、ぜひ覗いてみてくださいね。
「八ツ堀」とは現地の小字名、「しみず」とは湧き水の別称、「谷津」とは台地が侵食されてできた谷地形を表す言葉です。
かつては稲作が営まれ、人と自然が適度にかかわり、持ちつ持たれつの関係が保たれていました。谷津という水がある環境は、水辺を必要とする動植物にとって不可欠な生息・生育の場です。
しみず谷津では、地表に降った雨水が約8年の歳月をかけて湧き水として地表に再び現れると言われています。
春にはセリやおたまじゃくし、夏にはカエルたち、サシバやカブトムシなど、四季をとおしてさまざまな動植物に会うことができます。
リビングラボとは、社会課題の解決を目指した空間や活動のことです。しみず谷津では、四季をとおしてさまざまな団体や組織の枠を超えて、「谷津」という環境を知っていただけるような活動を続けています。