NOVARE デジタルツイン

NOVARE デジタルツイン

DXを推進するためにデジタルツインは欠かせない要素です。
NOVAREではリアルとデジタル世界をつなげるデジタルツインに挑戦していきます。
NOVAREのさまざまな情報をデジタルツイン上に集約し、それらの情報をリアルタイムで可視化し、
これにより、新しい気づきやAIによる最適化を図っていきます。
さらに、目には見えないNOVAREの「想い」もデジタルツイン上で可視化することで、
社内だけでなく、グローバルなステークホルダーにも共感を呼び起こし、
知識とアイデアを結集して新たなイノベーションを生み出すことを期待しています。

01多棟エネルギーマネジメント

NOVAREでは、さまざまなエネルギー源を活用し、エネルギーの使い方を最適化する実証実験を行っています。
従来は、単一の建物内でエネルギーの最適化を試みていましたが、NOVAREでは5つの施設を1つの街区と考え、それらの施設間でエネルギーの最適化に挑戦しています。
具体的には、エネルギー源の運転履歴、気象情報、施設の情報、空調の運転情報、および位置情報などを収集し、AIを活用して電力需要を予測し、デジタルツインで可視化します。
これにより、エネルギー源の運転状況や容量制御を最適化し、エネルギーの輸送方法も最適化しようとしています。
この取り組みにより、エネルギー源とエネルギー輸送にかかるエネルギー消費を合わせて10%削減できると期待しています。

多棟エネルギーマネジメント

02「ノーアドレス」を実現する超個別空調システム「ピクセルフロー」

ノーアドレスを実現するピクセルフロー

NOVAREのオフィスでは、全員が参加しやすく、イノベーションを促進・サポートする空間を提供するために、「フリーアドレス」からすべての場所が固有のアドレスを持たない「ノーアドレス」のオフィスを試みています。

「ノーアドレス」とは、個人が効率的に仕事するためのワークスタイルと、プロジェクトやチームで仕事をするワークスタイルに柔軟に切り替えができるオフィス環境です。

この「ノーアドレス」環境を実現するために、デジタルツインを使用した「ピクセルフロー」の実証実験を進行中です。ピクセルフローは、各個人に最適な温度と快適さを提供することを意味します。これを実現するためには、以下の4つの要素が重要です。

  1. 床には1平方メートルごとに空気を吹き出す穴を設置
  2. ビーコンセンサーを使用して、個人の位置情報を把握
  3. 個人の好みに合わせた温度設定(暑がり、寒がり)を事前に行うことが可能
  4. 天井の赤外線カメラを使用して、床の温度を監視

上記の情報をもとに、各個人に最適な空調環境を調整し、デジタルツインで可視化します。
このピクセルフローにより、建物が人に寄り添い、個人に適した快適さを提供し、同時に建物全体のエネルギー消費を削減する挑戦をしています。

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