フィリピン国・ダバオバイパス建設プロジェクトの請負契約を締結

~ミンダナオ島の交通渋滞緩和に寄与~

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2020.11.19

清水建設(株)<社長 井上和幸>を幹事会社とする共同企業体(当社JV)は、本年3月に受注し契約交渉を続けてきた、フィリピン国南部に位置するミンダナオ島ダバオ市のダバオバイパス建設プロジェクトについて、同国公共事業道路省と請負契約を締結しました。共同企業体の構成企業は、当社、(株)竹中土木、地元のUlticon社の3社で、請負金額は約282億円(税込み)です。

ダバオバイパス建設プロジェクトは、日本の円借款により、深刻な交通渋滞の緩和とミンダナオ島最大の経済圏域の物流改善を図り、同国の経済発展に寄与することを目的に計画されたものです。ダバオ市南部シワランから中央部インダンガンを結ぶ全長約30kmのバイパスが完成すれば、両地域間の移動時間は1時間45分程から50分へと半減します。

当社JVの受注工区は、バイパス中央部分にあたる全長10.7kmの区間です。この工区には、高さ8m、幅10m、掘削断面約80m2、長さ2.3kmのトンネル2本、計900mの5橋梁(3か所)、延長7.9kmの切盛道路等が含まれます。当社と(株)竹中土木はトンネル工区、Ulticon社が土工事と橋梁を担当します。工期は着工から約37カ月です。

当社は、今後も成長が見込まれるアジアにおいて、大規模で高度な技術力が要求されるインフラ工事・建築工事の受注活動を積極的に展開し、アジアの持続的発展に寄与していく考えです。

以上

≪参 考≫

完成予想パース
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