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ヤマサ醤油株式会社 東京支社

銚子に本社を構えるヤマサ醤油にとって、本計画は単なる老朽化した建物の建替えではなく、本社の開発者の離職を防ぎ、優秀な人材を確保するための新たな取り組みの一環として位置づけられたものである。また営業の要である東京支社に開発部門の一部を設置することで、より強固な事業基盤を構築することも目的としている。研究・開発機能の拡充や柔軟な働き方に対応した「質の高いアウトプットを生み出す場づくり」を目指し、建築計画では、隣接する高速道路に対して各エリアをどのように配置するかが重要な課題となった。その解決策として高速道路と執務エリアの間に「音・視線」を遮るバッファー空間としての吹抜を設けた。この吹抜に２層にわたるメイン執務エリアをつなぐ専用階段を設置し、エリア間の連携強化を図った。また上部にはトップライトを設け、周囲の環境の影響を受けることなく、柔らかな外光を取り入れる計画としている。

竣工年
2024
主用途
事務所
延床面積
6,162.49m2
構造／規模
S造一部CFT造／地上7階
インテリアデザイン
フィールドフォー・デザインオフィス
デザイン提案
（プレゼンエリア）
株式会社環境計画研究所

加藤 均

五寶 智美

中神 陽平

佐藤 啓明

馬込 仁総