Works

トップページWorksSEED 1931(旧十八銀行諫早支店有効活用)

SEED 1931(旧十八銀行諫早支店有効活用)

諫早銀行として清水組設計施工で昭和6年竣工、昭和55年に清水建設設計施工で増築された建物を九州ガスHDが取得、本社機能の移転と事業用駐車場を含めた活用を目指したプロジェクトである。名称となった「SEED1931」とは、創建年に植えられた種が再び芽吹くという、施主のプロジェクトへの想いがある。本館は補強後、当時の姿に復元、増築部は、全解体ではなく躯体を残し、一部減築・補強した。これにより本館のファサードを商店街から見え、自然光にも照らされた創建当時の姿に再生をしている。1階には隣地の小川に面してピロティを設けテラス席やフットパスを計画、新たなアクティビティが小川沿いに見えることで、市民に親しまれる地域貢献施設としている。失われていた天井や照明・建具は、当時の写真をもとに、丁寧に図面化・復元した。保存部分は現行法規へ対応させ、耐震補強・中性化抑制も実施している。また現代の環境建築として先導的な性能を担保するべく設備機器を新設することでZEB-Readyを取得している。

竣工年
2024
主用途
事務所・飲食店舗・物販店舗・駐車場
延床面積
4,310.06m2
構造/規模
RC造(本館)・S造(新館・駐車場棟)/地上2階(本館・新館)・地上4階(駐車場棟)

木村 葵

藤井 美咲子

森谷 真帆

多田 枝里子