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かほく市総合体育館

石川県かほく市の「新たなスポーツ文化の拠点」を整備・運営するPFI事業の中心となる総合体育館の計画である。合わせて、SVリーグ所属「PFUブルーキャッツ石川かほく」のホームアリーナとしての利用も期待された。市民のスポーツへの関心を高めるだけでなく、地域の賑わい創出や市の観光・産業の振興にもつながる場となることが求められた。市の思いに応えるべく、誰もが自由に集える吹抜状の共用空間「スポーツモール」を建物の中心に配置した。スポーツを身近に感じられるよう、ここから多様なスポーツアクティビティを見ることができる計画とした。また市の基幹産業である繊維をモチーフとした『紡ぐ』デザインを随所に展開した。例えばアリーナの構造体は、屋根の斜格子トラスとV字柱で繊維が織りなす様を表現している。開館後は市民利用からプロスポーツまで幅広く活用されており、スポーツによるまちづくりの拠点となっている。

竣工年
2024
主用途
体育館
延床面積
8,837.72m2
構造/規模
S造/地上2階
受賞
  • 第58回日本サインデザイン賞 入選
  • 日本空間デザイン賞2024 Longlist(入選)
設計
清水建設・山岸建築設計事務所設計共同事業体
インテリアデザイン(スポーツモール基本設計)
フィールドフォー・デザインオフィス
サインデザイン
株式会社OKデザイン室

岡山 英樹

吉村 環紀

靖本 夏紀

油野 登梧

原田 千聡

中澤 公彦