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トップページ > Works > 順天堂大学医学部附属静岡病院
1967年開院後、静岡県東部最大規模の病院として救急医療の中心を担ってきた順天堂大学静岡病院のH棟増築計画である。免震構造のH棟にERや手術、ICU、放射線治療等の高機能部門を集約し、高度医療を提供できる強靭な医療体制を構築した。全体の30%程度を占める重症患者もH棟に移動し、患者の安全性と療養環境を向上させた。ICUは閉鎖空間を避け、伊豆の自然を眺望できる開放的な窓や木調の隔板を計画する事でwellbeingを向上させ、患者やスタッフの緊張状態を緩和する空間とした。NICUやGCUは、外部の光環境を感じられないエリアで過ごす新生児の発育をケアするため、サーカディアンリズムを促進する調光照明計画を採用した。病室は寝ていても景色が見える腰高の低い窓を設置、ベッド周囲も木パネルで包み込むことで、伊豆の自然と安らぎを感じる空間とした。廊下やELVホールは、高度医療の緊急性やスピード感を天井ライン照明で表現しつつ、直線的な動線を視覚化した。
- 竣工年
- 2024
- 主用途
- 病院
- 延床面積
- 20,708.10m2・68,685.92m2(全体)
- 構造/規模
- RC造一部S造(免震構造)/地下1階・地上8階、地下2階・地上9階(全体)
- 基本設計・監理
- 株式会社梓設計
- インテリアデザイン
- フィールドフォー・デザインオフィス
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池谷 雅秀
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香月 孝一
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須賀 貴之
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服部 勇樹
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中尾 善弘
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小泉 拡