
Works
昭和48年以来、特定機能病院、災害拠点病院のほか、福岡市西部地区および周辺地域の中核的医療センターとしての役割を担ってきた福岡大学病院旧本館の老朽化に伴う移転増築計画である。高い公共性と安全性を確保しながら、新型コロナウイルス感染症等の新興・再興感染症にも対応でき、高度先駆的医療を提供する618床の病棟(既存棟を含め771床)として増築棟を新たに整備した。病院機能の充実はもちろん、福岡大学病院が掲げる基本理念「あたたかい医療」を具現化するために、患者アメニティの充実と医療スタッフの職場環境の向上を追求した。病棟計画においては、看護動線の最適化により運営効率と働きやすさを向上させている。また次代の人財育成を担う大学病院の役割に加え、コミュニケーションを促進する場としてスタッフの打合せや休憩のためのスペースを部門や病棟ごとに設けるなど、医療の質の向上に繋がる計画とした。
- 竣工年
- 2024
- 主用途
- 病院
- 延床面積
- 51,328.70m2・188,053.69m2(全体)
- 構造/規模
- S造一部コンクリート充填鋼管・RC造(基礎免震)/地下1階・地上12階
- 基本設計
- 株式会社日本設計
- 実施設計・監理
- 清水建設・東畑建築事務所共同事業体
- インテリアデザイン
- フィールドフォー・デザインオフィス
- CMr
- 日建設計コンストラクション・マネジメント
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榎並 和人
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山本 武
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原 憲治
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新野 将平
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寺島 大