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岡山大学共育共創コモンズ(OUX:オークス)

SDGs研究推進大学である岡山大学は「地域の産業活性化のための新たな交流と共創の場」の実現を目指しており、再編・統合により新たにスタートした新工学部学生の学びの充実を目的としたプロジェクトの一環として計画された。今回我々は、カーボンニュートラル・脱炭素社会への貢献や国内森林資源への配慮をコンセプトに木造CLTパネル工法にて建物を計画した。 木造CLTパネル工法を採用した建物としては国内最大級となる18m×21.6mの大空間の講義室やこれまでCLTパネル工法で難しかった1・2階で異なるパネル配置の実現に向けて、「CLT大梁ジョイント・メタルレス構法」と「CLTランダムパネル構法」を新たに開発し、適用した。 岡山県は国内最大のCLT生産能力を有している。ここで学ぶ学生や地域住民にとって、建物自体が生きた学び舎となり、地域産業を体感する場となることを願っている。

竣工年
2023
主用途
大学
延床面積
824.51m2
構造/規模
木造(CLTパネル工法)/地上2階
受賞
  • 2023年度グッドデザイン賞
  • 第57回日本サインデザイン賞 中国地区デザイン賞
  • 令和5年度木材利用優良施設等コンクール 内閣総理大臣賞
  • ウッドデザイン賞2023
  • 日本空間デザイン賞2023 サステナブルデザイン賞
  • 令和5年度岡山市景観まちづくり賞
監修(基本計画を含む)
隈 研吾(岡山大学特別招聘教授)

稲場 万鎖夫

長澤 怜

増田 陽輔

渡部 真夕子