
Works
トップページ > Works > 旧渋沢邸「中の家」主屋 改修
旧渋沢邸「中の家」主屋は明治28(1895)年に再建した田の字型の養蚕農家であり、渋沢栄一翁が生まれ故郷としてたびたび帰郷し滞在していた建物である。耐震性を向上させ室内を安心して見学できるようにすること、文化財の価値を継承し更なる活用を図ることを目指し、改修をした。主屋南側では既存木部材を極力再利用し、既存壁・垂れ壁の補強などを行い、創建当初の開放的な座敷・蚕室を再生した。さらなる建物活用として、北側下屋には展示室を設け、渋沢栄一翁・渋沢家への理解が深まる展示を行っている。耐震性向上のため、耐力壁に加え、通し柱である大黒柱・中黒柱及び小屋組鉄骨補強による『耐震フレーム』を建物全体で構築した。また和小屋の力強い構成を活かすため、曲がり梁に添わせ鉄骨部材を入れて小屋組補強をしている。
- 竣工年
- 2023
- 主用途
- 展示場(深谷市指定文化財(史跡))
- 延床面積
- 521.49m2
- 構造/規模
- 木造/地上2階
- 展示設計施工
- 株式会社トータルメディア開発研究所
-
-
関 雅也
-
-
柿澤 英之
-
-
貞広 修
-
-
西川 航太