
Works
宇都宮市大通りに面して建つ生保・銀行業界初の中層木造オフィスの計画である。 金融機関として地方創生や地域活性化に取り組むクライアントの要請に応え、地産地消に取り組んだ。 「福島のカラマツで構え・栃木のスギで包む」「福島の工場でつくり・栃木の職人が組み上げる」「街に木の構えを魅せる」といったコンセプトを掲げ、社内外関係者の創意工夫により地域資源のポテンシャルを引き出した。 地産材に包まれたワークプレイスは、木質化したバルコニーを介して光と風を取り込むことができ、利用者のウェルビーイング向上に配慮している。 また、既存杭利用や本件で発生した端材を案内サインや手すり、木粉を混ぜた塗装に利活用することを通じて、サーキュラーエコノミーへの貢献もしている。
- 竣工年
- 2022
- 主用途
- 事務所・銀行店舗
- 延床面積
- 2,447.73m2
- 構造/規模
- RC造一部木造/地上3階・塔屋1階
- 受賞
-
- 2023年度グッドデザイン賞
- 第35回栃木県マロニエ建築賞 環境にやさしい建築賞
- ウッドデザイン賞2023
- 第26回木材活用コンクール 木材活用賞
-
-
笹崎 慎
-
-
木内 佑輔
-
-
山下 麟太郎