
Works
「茅乃舎」、「椒房庵」などのブランドを擁する福岡県に本社を構える久原本家グループの北海道初進出の拠点となる食品工場である。食材の調達をはじめ、日頃からお世話になっている北海道への「恩返し」という想いを込め、北海道の食材を使うだけでなく現地生産に拘り、道民と共に北海道ブランドを作るという施主の強い決意のもと計画された。美術館のような食品工場らしくない建物という要望を受け、JR線沿いのメインファサードは森の木立をモチーフにしたリズム感のあるルーバーと緩やかなガラスの曲面により北海道の雄大な大地を想像させ、人々の記憶に残る印象深い外観となるようにした。施主の想いの詰まった新工場が、北海道産食材の素晴らしさを発信し続けるとともに、北海道の雄大な自然と共生し、地域の人々に愛されながら末永く親しまれることを願う。
- 竣工年
- 2022
- 主用途
- 食品工場
- 延床面積
- 5,978.73m2
- 構造/規模
- S造/地上1階
-
-
山田 航司
-
-
宮崎 俊亮
-
-
三上 哲也
-
-
今井田 尚文