Works
川西市立総合医療センター
兵庫県東南部にある川西市の市立病院移転計画。医療法人協和会を指定管理者に迎え、同法人が運営する協立病院との統合により地域医療の再編を目指す公民連携の事業である。周辺の里山の景観や自然豊かな公園に隣接した立地を活かした「ガーデンホスピタル」をコンセプトとし、市民が安心と信頼を感じられる病院を目指した。 アプローチ計画では、エントランスを四方に設け、その先のエントランス空間の中央にインフォメーションを配置することで案内のしやすい計画とした。エスカレーターを上がった２階ではキセラガーデンストリートと呼ばれる外来待合とガーデンテラスが広がる。ここでは自然との繋がりを感じられる工夫をインテリア・サインデザインの各所に施した。 病棟計画では、療養環境の向上のため全室個室病棟が求められたことから、患者への目届きの確保と看護動線の短縮に寄与する「トリプルクロス病棟」を計画した。既存２病院の調査とシミュレーションを重ねて綿密な病棟計画を行った。個室病室では大きな窓から里山の風景を臨むことができ、プライバシーと快適性の両立を図った。 自然や地域との繋がりを常に感じられるこの病院が、永く親しまれつつ地域医療を支えてくれることを期待したい。
- 竣工年
- 2022
- 主用途
- 病院
- 延床面積
- 36,619.14m2
- 構造／規模
- RCST構造（特許工法）一部S造／地上９階・塔屋１階
- 受賞
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- 2023年度グッドデザイン賞
- インテリア・ランドスケープデザイン
- フィールドフォー・デザインオフィス
- サインデザイン
- ハダ ステュディオ
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端野 亮一
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岩田 翔
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小野 智也
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本田 裕紀
