
Works
名古屋港に拠点を置く愛知海運の創業80周年を記念した本社建替計画。部署間の連携・社員同士の積極的なコミュニケーションが生まれるオフィスを目指し、オフィス全体を緩やかに繋ぐ『コミュニケーションデッキ』を計画した。4層を繋ぐ大階段と、その周囲に散りばめられた、パントリーやライブラリー等の交流空間で構成されるデッキは、自席以外の居場所として、仲間との交流や、打合せ、集中作業等、多様な働き方を受け止める余白として機能している。 創業当時の機帆船を表現した木のギャラリーエントランスや、コンテナや世界地図等、海運業らしさを表すモチーフを取り入れたインテリアは、社員と意見交換をしながら設計を進めた。多くの社員が、自らの生活の場をデザインするため積極的に意見を出し、設計者と社員で協働して、通いたくなるオフィスづくりを目指した。
- 竣工年
- 2022
- 主用途
- 事務所
- 延床面積
- 3,675.29m2
- 構造/規模
- S造(基礎免震構造)/地上6階
- 受賞
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- 2022年度第35回日経ニューオフィス賞 中部ニューオフィス奨励賞
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佐々木 喜啓
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一万田 知宏