
Works
国道2号線に建つ開局45周年を迎えたテレビ局の建替え計画である。
建物には重大災害時でも事業継続可能な本社機能と手狭になった制作機能の充実、広島のシンボルとなるテレビ局らしい外観が求められた。
外観は「テレビ局はメディアファクトリー」という施主の言葉から、メディアの映像的なイメージと工場の金属的なイメージを掛け合わせ、時間の流れと共に変化する映像的なファサードをインダストリアルなアルミルーバーで表現した。ルーバーは社員のメッセージをデジタル情報に変換し、Rhinoceros+Grasshopperを使用して配列を決定している。
広島の放送局として平和を願うオリヅルをモチーフに、外観から内部のサインまでをデザインした。
エントランスは迎え入れる場所として、暖かみのある木調ルーバーを天井に配し、外観の工業的な印象と対比的な表現とした。
- 竣工年
- 2021
- 主用途
- 放送局
- 延床面積
- 8,074.19m2
- 構造/規模
- S造(基礎免震構造)/地上6階
- サインデザイン
- エモーショナル・スペース・デザイン 渡辺 太郎 高明 愛
- コンピュテーショナルデザイン協力
- 広島工業大学 杉田宗研究室 杉田 宗 中村 瑞貴
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河野 亮太
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鈴木 淳彦