
Works
2棟に分かれ、老朽化していた東北支店社屋を統合・新築する計画である。「健康・仕事・環境・防災」をキーワードに、地域の顧客に訴求できる技術を備えた200人規模のモデルオフィスを目指した。
社員の運動を誘発させるために、階段を執務室中央に計画した。この階段は踊り場から執務室を見渡せるよう開放的な設えとしており、空間を一体的に感じられるだけでなくコミュニケーションの活性化にも貢献している。また、タッチダウンスペースを設け、食堂・テラスなどと合わせて、様々な場所で自由に働けるオフィスとした。
仙台の風土を活かした自然通風や地中熱利用は、省エネルギーに寄与するだけでなく、快適な執務環境を作り出している。また予測される大地震や津波対策として、免振装置は仮想出水レベルの上に設けている。
これらの取り組みにより、NearlyZEBと東北地方初のLEED認証プラチナランクを取得した。また、環境と健康が両立したオフィスとしてWELL認証プラチナランクを取得予定である。
- 竣工年
- 2021
- 主用途
- 事務所
- 延床面積
- 5,588.22m2
- 構造/規模
- S造一部RC造・SRC造/地下1階・地上6階
- 受賞
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- 2021年度 日経ニューオフィス賞 東北ニューオフィス奨励賞
- インテリアデザイン
- フィールドフォー・デザインオフィス
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進藤 正人
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小河 麻衣子