
Works
トップページ > Works > 富国生命ビル改修(エントランス+役員フロア)
富国生命ビルは、1980年竣工の超高層ビル。築40年の節目を迎えたフルリニューアル。当時の設計図施工図を振り返ることで知る先人たちの熱い思い。その思いを現代に引き継いで昇華することが求められた。
日比谷公園に向かうエントランスホールは、かつて美しいアルミキャストのパネル天井であった。新たに、公園の木々からこもれる光と呼応し時間と共に変化する柔らかな表情でお迎えするため、モジュールを継承しつつ、アルミ特注パーツを編み込むように組み、「相互扶助」のカタチと思いを継承した。
日比谷公園そして皇居を望む役員フロアは、竣工当時から未来永劫変わらぬ緑と、発展する東京をその風景として享受してきた。美しく蘇った窓縁で切り取られる景色は、近づけば“パノラマ“離れれば“絵画“のように観える。華やかでありながらも厳選された素材による落ち着いた内装は此処にしかない空間と思いを継承した。
- 竣工年
- 2021
- 主用途
- 事務所(一部店舗)
- 延床面積
- 119,169.25m2
- 構造/規模
- S造・SRC造/地下5階・地上30階・塔屋1階
- インテリアデザイン
- フィールドフォー・デザインオフィス
-
-
笠井 健一
-
-
並木 良一
-
-
島田 雄太