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千葉JPFドーム

自転車競技の国際規格に準拠した250m木製トラックを有する、観客席約2500席の多目的自転車競技場である。欧米では主流の250m木製トラックだが、日本では当社設計施工の伊豆ベロドロームに続いて今回が2例目となる。
敷地は千葉市の中心地に位置する千葉公園内の旧千葉競輪場跡地。市と連携し、千葉公園再整備マスタープランの第一弾として本計画が進められ、公園全体を一体的に整備することで、回遊性や周辺施設との連携を生み出す。公園に対する圧迫感を低減しつつ、木製トラックの形状に合わせた合理的な建物形態を追求し、屋根は直径約200mの球の表面を楕円で平面的に切り取った形状とした。長辺方向の屋根先端は低く抑えられ、短手方向にはエントランスや観客席など必要な機能が積層されたコンパクトな形態を実現した。
68年市民に愛された旧千葉競輪場に替わり、本建物が自転車競技のさらなる普及とスポーツを通した地域の新たな賑わいの創出に寄与されることを願う。

竣工年
2021
主用途
観覧場(自転車競技場)
延床面積
14,382.61m2
構造/規模
S造一部RC造/地下1階・地上4階

石川 慎一郎

つく田 将紀

山森 久武

久米 建一