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東京ワールドゲート(神谷町トラストタワー)

国家戦略特区の認定を受けて実現した地上180mの超高層複合ビルである。開発が進む虎ノ門エリアの中で高い市場競争力を持ち、かつ「東京」の国際競争力強化に貢献する建築を目指した。
世界へつながる「ゲート」を表現する門型の意匠と縦格子による和の要素を取り入れた外観とすることで、虎ノ門・六本木エリアの東京タワーを含む再開発ビル群に調和する景観形成とランドマーク性の両立を図った。南面高層部に配したガラスボックス(ホテルロビーラウンジ)は外観のアクセントとなるとともに、セットバック部のスカイテラスと相まって超高層ビルの中に豊かな空間性をもたらしている。オフィスはクォーターリース迄の可変性を持たせている。また高層部のマリオットグループ最高級ブランド「EDITION」ホテルとレジデンスには先進の開発技術SMD(制振装置)により高い居住性を確保した。地上部では今回整備された歩行者ネットワークを約5,500m2の緑地に「葺城の森」として融合し、そこに高低差約10mの地形を活かした生物多様性を育む緑豊かな自然を再生した。再整備された神社・樹齢100年の移植保存樹・ビオトープ・広場・テラス等が織りなす空間は自然と都市、自然と人の新たな関係を生みだしている。

竣工年
2020
主用途
事務所・ホテル・共同住宅・店舗・集会場・診療所・自動車車庫・神社
延床面積
198,774.23m2
構造/規模
S造(柱CFT造)一部RC造/地下4階・地上37階・塔屋2階
基本設計・実施設計監修・監理監修
株式会社安井建築設計事務所
インテリアデザイン
(オフィスエントランス・ホテル):隈研吾建築都市設計事務所
(ラウンジ):ゲンスラー・アンド・アソシエイツ・インターナショナル・リミテッド
(オフィス・基準階共用部):フィールドフォーデザインオフィス 
ランドスケープデザイン
株式会社ランドスケープ・プラス
照明デザイン
株式会社ワークテクト

猪股 悠

近藤 亮治

青木 貴