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東京工芸大学 6号館

日本初の写真学校、小西写真専門学校を原点とする東京工芸大学の芸術学部新校舎計画である。芸術系学生の製作・発表・展示の場を確保する点から、明るく開放的な学生の居場所と活動の場を内包させつつ、周辺環境との共存を両立させた新しい都市型キャンパス空間の実現を目指した。日影制限下で最大ボリュームを確保したうえで、北側には水平面を屋根、垂直面を開口とした連続段々屋根で覆われた、北面の安定した天空光が降り注ぐ雛壇状の吹抜空間を設けた。吹抜内には作品を製作、展示、発表できるラウンジやステージ階段を設けると共に、上下動線と一体的に計画することで、学生が日常的に芸術作品に触れ、滞在、交流できる場を目指した。また吹抜に面してギャラリー、教室を配置することで、可動間仕切を開ければ吹抜と一体的にフレキシブルに利用できる計画としている。

竣工年
2020
主用途
大学
延床面積
3,769.10m2
構造/規模
S造/地下1階・地上5階・塔屋1階
受賞
  • 日本空間デザイン賞2020 Longlist
サインデザイン
廣村デザイン事務所

岡山 英樹

安田 翔太

三原 早紀

河西 昌隆

成田 剣太