
Works
野球好きだけでなく家族や友人・同僚と気軽に集まり楽しめるコミュニケーションを育む「コミュニティ・ボールパーク化構想」からプロジェクトは生まれた。スタジアムのある横浜公園の歴史は1876年開園と古く、1896年には日本初の国際野球試合が開催され、1934年には米大リーグチームが来日し試合を行っている。現在のスタジアムは1978年に日本初の多目的スタジアムとして誕生し、第20回BCS賞を受賞している。野球・サッカー・アメリカンフットボール・コンサート等さまざまなイベントが開催され、多くの人びとの記憶に残る施設となっている。
今回のプロジェクトは、収容人数を35,000人に増席することと2020年夏季東京オリンピック野球・ソフトボール競技の主会場に対応することが求められた。増築部分はコミュニケーションを育むために、グループで楽しめる個室観覧席・BOX席・BBQテラス席といった多様な席を計画した。また公園や回遊デッキを散歩する人がドリームゲートから試合の様子や公園の緑を立体的に楽しめるようにすることで、スタジアムと公園との一体化を図っている。
- 竣工年
- 2020
- 主用途
- 観覧場
- 延床面積
- 46,064.51m2
- 構造/規模
- S造・SRC造・RC造/地下1階・地上4階・塔屋1階
- 受賞
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- 2021年度グッドデザイン賞
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平賀 直樹
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木下 和之
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三原 早紀
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由井 智輝
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村上 孝幸