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トップページ > Works > 東山ニセコビレッジ リッツ・カールトン・リザーブ
最高級グレードホテルとしてのグローバルなサービスと、この土地ならではの雄大な自然を享受する滞在体験の提供が求められた。敷地はニセコエリアの眺望の結節点であり、アイヌの精神的なシンボルでもある羊蹄山を臨むスキー場の一角にある。設計時に既存樹木をすべて実測し、眺望や周囲の自然環境との関係を配置計画の段階から調整することで、この土地のもつ雄大さをゲストの滞在体験に結ぶことを意図した。建設に際しては、計画全体の排出土がゼロとなるように建物レベル・構成を最適化することで自然環境への影響に配慮した。外装は襞の構成と金物により陰影を表現。夕暮れ時は白銀の中に帰宿するスキー客のための灯となる。ミニマムな建物構成とディテールが、3mを超える積雪に対する合理性を得るとともに、周囲の雄大な自然のうつろいを感じられる、日常を離れたくつろぎを提供するホテルとなることを目指した。
- 竣工年
- 2020
- 主用途
- ホテル
- 延床面積
- 1,985.75m2
- 構造/規模
- RC造/地下1階・地上4階
- インテリアデザイン
- Duoz
- ライティングデザイン
- Kaori Endo Lighting Design
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石谷 貴行
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清水 壮輔