
Works
2023年に100周年を迎える花王すみだ事業場を地区計画に従い緑豊かな事業場に再整備する計画である。中央棟はその最初のステップとなるオフィスである。
BCP・エコ・フレキシビリティの3つが条件として求められ、これらに花王のCMキャッチフレーズ『清潔で、美しく、すこやかな毎日を目指して』を重ねて計画をした。外殻構造とSTS構法により窓廻りに柱型がなく、自由なレイアウトが可能な約50m×27mのオフィス空間を実現している。外装は、水平と垂直のルーバー、LOW-Eペアガラス、STS構法による高断熱外壁とし、日射による熱負荷を抑制している。また温度ムラと不快な風がなく花粉等の拡散を低減する快適で健康な放射空調を採用、さらにデシカント外調機、マイクロコジェネ等の環境技術と組み合わせ、1次消費エネルギーを58%削減し、ZEB Readyを取得している。また、石鹸製造を発展させ開発した杭周固定液用分散剤の使用により、排泥等廃棄物の削減と工期短縮を図った。
- 竣工年
- 2020
- 主用途
- 事務所
- 延床面積
- 12,597.46m2
- 構造/規模
- SRC造(STS構法)・基礎免震構造/地上7階・塔屋1階
- インテリア
外構デザイン - フィールドフォー・デザインオフィス
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黒河 英明
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小野島 新
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稲葉 知之