
Works
立体的な歩行動線(都市軸)が特徴の「横浜みなとみらい21」に計画した約10万m2の大規模オフィスである。 高規格なオフィスと合わせ都市軸が交差する部分に地域に開放された約6,000m2のオープンスペースを計画した。 都市軸との関係性を意識するとともに建物と外構という括りにとらわれないデザインの在り方を考えた。 オープンスペース全体を一つの雑木林として計画することで、この地域にはない緑のボリュームと木陰を提供している。 その中に多様なサイズと機能をもった滞在できる居場所を埋め込むように配置した。ここにはイベントだけでなくワークプレイスとしての利用も可能な家具を配置している。 2階のオフィスエントランスやペデストリアンデッキにも同様の機能を設け、オフィスからオープンスペースへとアクティビティの場をつなげている。これにより季節や時間、シーンに合わせ居場所を選択できる環境を実現している。地域の人々が集い・行き交うコミュニケーションの場としても利用され、多様なアクティビティが共存し重なりながらオープンイノベーティブな空間が生まれることを期待している。
- 竣工年
- 2020
- 主用途
- 事務所
- 延床面積
- 100,927.63m2
- 構造/規模
- S造(柱CFT造)/地上19階・塔屋1階
- 受賞
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- 2021年度グッドデザイン賞
- エントランスロビー家具デザイン
- フィールドフォー・デザインオフィス
- ランドスケープデザイン
- 有限会社オンサイト計画設計事務所
- 外装照明デザイン
- ライトデザイン
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富田 文悟
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黒瀬 恭介
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稲葉 秀行