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島津製作所 W10号館 ヘルスケアR&Dセンター

分析・計測機器の製造・研究開発を行う企業の新たな研究拠点として、ライフサイエンスなどのヘルスケア関連部門の集約による技術融合を促進する施設を目指した。
研究フロアの中央に「島津の木」と名付けた吹抜階段を設置し、トップライトと光庭を配することで、1プレート85m×60mの空間の中央に自然光に溢れる空間を設えた。その周囲にオープンミーティングエリアを設けることで、部門ごとの垣根を超えたコミュニケーションを誘発し、研究開発を活性化させる場を生み出した。また、省エネルギー技術として、サスティナブル建築物先導事業の補助金を獲得し、放射空調、画像式人感センサ、BEMSなどを採用した。
ヘルスケア領域で人々の健康に貢献する製品開発を追い求める研究者の姿勢を体現する空間となった。

竣工年
2019
主用途
研究所
延床面積
19,425.13m2
構造/規模
S造/地上4階・塔屋1階
設計
清水建設・NTTファシリティーズ設計企業共同体
施工
清水建設・太平工業建設企業共同体

加藤 均

谷 泰人

水田 博夫