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キオクシア岩手 510棟

フラッシュメモリメーカーのKIOXIA社の半導体製造工場である。世界に先駆けてNAND型フラッシュメモリを開発したKIOXIA社の前身の東芝が、その量産を開始したのは岩手であった。四半世紀の時を経て、その生産拠点が岩手に帰ることとなり、これからの半導体製造工場のフラッグシップとなることが求められた。
半導体製造工場の特徴は、半導体そのものの微細化と集積度の高まりが、そのまま建物への要求性能に置き換わることにある。そこで要求される建物性能とは、生産エリアのクリーン確保、無柱空間の最大化、常時に製造装置が『停止しない』こと、そして地震時に製造装置が『壊れない』ことに集約される。
そこで高剛性メガトラス・マルチステップ免震・PCaコンクリート根太・クロスキール架構などの当社技術を集め、12か月の工期で実現させた。

竣工年
2019
主用途
工場(半導体製造工場)
延床面積
約200,000m2
構造/規模
S造(マルチステップ免震構造)/地下1階・地上7階
設計
株式会社 東芝

野村 啓一

小嶋 一輝