
Works
日本女子大学120周年記念事業のキャンパス再整備の一環として計画された図書館である。大通りに面した敷地において大学の新しいシンボルとなるとともに、学生の新しい学習と交流の場となることが求められた。
中央のフラットなスラブの周囲をらせん状にめぐるスロープと吹き抜けが、上下階をゆるやかにつなぐ建物構成により、一体的な体験の中で本を探したり、自然と交流が生まれるような場所づくりを行っている。
RCのフラットスラブと各階をつなぐスロープ、それらを支持する鉄骨の細柱、水平力に抵抗する座屈拘束ブレースという3つの要素によってシンプルに構成された軽快な躯体が、開放感・透明感のある内外観を作り出している。キャンパス再整備は現在も継続中であり、新たな建物群により生まれ変わったキャンパスが、学生の交流と活気を生み出すことを期待している。
- 竣工年
- 2019
- 主用途
- 大学(図書館)
- 延床面積
- 6,607.48m2
- 構造/規模
- S造/地下1階・地上4階
- 受賞
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- 第64回BCS賞
- 基本設計
- 妹島和世建築設計事務所・佐々木睦朗構造計画研究所
- 実施設計・工事監理
- 妹島和世建築設計事務所・清水建設設計共同企業体
- 実施設計監修
- 佐々木睦朗構造計画研究所
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根岸 健一
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一万田 知宏
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西川 航太