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順天堂大学医学部附属浦安病院  3号館

30年前に建設された順天堂大学医学部付属浦安病院1号館は将来の拡張を見据えて、病院の骨格となる東西に延びるホスピタルコリドーを中心に建物が配置された。ホスピタルコリドーは、その後に増築された2号館に延長され、今回の3号館増築により長さ200mとなり、時代とともに進化を続けてきた。3号館の増築計画では、災害拠点病院としての外来機能拡充と新たな病棟整備を行った。免震構造とし、柱と梁は躯体構造と施工の合理性を追求したシミズオリジナルのRCST構法を採用している。この構法により大スパンの架構が可能で、プラン上の有効面積の増加やレイアウト変更に対するフレキシビリティの向上を可能とした。 また、外観デザインは、既存棟外装の煉瓦タイルとバルコニーによる横基調のデザインを踏襲しつつ、時代に合わせたイメージを創るために、新たな要素として金属ルーバーで構成されたバルコニーとした。

竣工年
2017
主用途
病院
延床面積
18,907.83m2
構造/規模
RCST構法 地下1階 柱頭免震/地下1階・地上9階

大石 茂

岡嶋 亜都夫

根ヶ山 愛子