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清和梅田ビル

敷地はオフィスにふさわしい利便性の高い立地だが、好立地とは対照的に上町断層の近傍であり、低地で水害の恐れがある。また西日が厳しく、自然環境の厳しい場所での計画である。コンセプトは、(1)地球環境への配慮、(2)周辺環境との調和、(3)入居者へのホスピタリティである。さらにBCP機能を強化し、震災時や近年のゲリラ豪雨時に対応できるようにした。具体的には、各種省エネルギー技術の導入、格子デザインによる外装熱負荷の低減、緑化とドライミスト設置による周辺環境への配慮、ポケットパークの整備、地下鉄駅との接続はバリアフリー誘導基準の認定、災害時も72時間事業継続可能なビル設備群、などである。外観は御堂筋にふさわしい品格のある石貼りとし、エントランスには街並みを彩るパブリックアートのような受付カウンターを設けている。

竣工年
2015
主用途
事務所・店舗
延床面積
23,791.29m2
構造/規模
S造(柱CFT造)集中制震/地下2階・地上21階・塔屋1階
エントランスインテリア
フィールドフォー・デザインオフィス

浅井 信行

束田 淳行