
Works
『明治屋京橋ビル』は昭和8年竣工、コンドルの弟子である曾禰達蔵の設計によるルネサンス様式建築であり、民間で初めて地下鉄駅と一体化計画された現存最古の貴重な歴史的建築物である。同一所有者のもと、東京大空襲や外的な環境の変化を乗り越え、創建時の外観・用途を維持して保存されてきた。
外壁は、調査で安全性を確認の上、出来る限り現物を補修・再利用し、タイルは当時の質感・色合などを再現した。石材とコーニス装飾部はクリーニングや色合調整を施し、保存を行いながら創建時の姿に戻した。
内部は改修により失われていた部分を含め、創建時のディテールを再現した。7階ホールの内装などは創建時竣工図をもとに特徴的な部分を復元した。今回の免震レトロフィット・リノベーションにより、次世代へ京橋の歴史と伝統が維持・継承されていくことを望んでいる。
- 竣工年
- 2015
- 主用途
- 事務所・店舗
- 延床面積
- 5,477.86m2
- 構造/規模
- SRC造/地下2階・地上8階・塔屋2階
- 受賞
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- 第28回BELCA賞べストリーフォーム部門
- 第50回SDA賞関東地区デザイン賞
- 2019年度耐震改修優秀建築表彰 国土交通大臣賞耐震改修優秀建築賞
- 設計
- U.A建築研究室・清水建設設計共同企業体
- 構造
- 織本構造設計 荒 真一
- 設備
- PAC環境モード 山下 幸人
- 統括
- U.A建築研究室 神山 健一
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平賀 直樹