
Works
国交省関東地方整備局・東京国税局発注のPFI事業。都市部における環境調和型庁舎のプロトタイプとして基準階面積を最大限確保し、階数を抑えることで高レンタブル比を実現した。5つの吹抜を利用して、自然換気と自然光の導入を行い、CO2排出量を大幅に削減した。中間期には、外壁PC打込の換気ホッパーから自然通風を取り入れ、廊下を経由し、吹抜に面した電動開閉窓から排気される。吹抜上部には、太陽光追尾装置を設置し下階に光を導いている。基準階には廊下に面したオープン階段、リフレッシュコーナー、打合せカウンターなどを設け、職員間のコミュニケーションを誘発するスペースとした。外部は道路に面し、地域に開放するまとまったオープンスペースを設け、既存樹木の保存と隣接する敷地の樹木とともに築地の杜を形成した。
- 竣工年
- 2015
- 主用途
- 事務所(庁舎)
- 延床面積
- 58,838.08m2
- 構造/規模
- S造/地下2階・地上10階・塔屋1階
- 設計
- 佐藤総合計画・清水建設設計共同企業体
-
-
平賀 直樹